「家に帰れば、本が読めるから」誰と話しても、本気で楽しいと思えたことがなかった。あの光と出会うまでは。家族と大切な人との繋がりを描く“少し不思議”な物語。
スタッフのおすすめ
「名をのこさなくてもいい。ぼうず、いい手をもて。」読む度いつも、自分の掌を見つめてしまう。ルリユールおじさんにはなれないけれど、いつか「いい手」を持ちたいから。今日も、あと少しだけ、がんばろう。
「これはあなたの物語であり、私の物語であり、どこかで眠っている誰かの物語でもあります。―西加奈子」人生は暖かくて、辛くて、キラキラしていて、思い通りにはいかない。風変わりな家族に訪れた小さな奇跡の物語です。
世界遺産として登録されている図書館や近未来的な施設、最新鋭の名建築など世界各国の図書館を100館掲載。世界の図書館を紹介した本がいくつかありますが、お手ごろなサイズでコラムも載っていて知識が深まります。
ふみちゃんのために戦う「ぼく」を応援しながら、気づくと自分も一緒に考え、悩みながら読み進めていた。「ぼく」が市川雄太と戦うためには多くのことを学び、自分で考えなければならない。ぼくが最後に出した答えの「力」に涙します。
人生は痛みと喪失に満ちていた。もう一度取り戻せるだろうか。失ってしまった、大切な人を。見えなくなった、自分の心を。生きるとは、なんと愚かで、なんと尊いのか。そのことを丁寧に描いた、やさしく強い物語。