悲しみも、喜びも、そして、私自身の心と身体を受け入れてくれた。
心から愛する庭と大地、そして自然や植物に囲まれて過ごしたビアトリクスは、その美しさをキャンバスに、一つの絵として焼き付けた。
その風景が揺るぎのないものになってほしい、そう思いながら。
ビアトリクスが創造した小さなウサギ、風景として残した広大な大地、そして頑なな心情が、絵本の中に宝物のようにおさまり、開かれる時を待っている。
個性を持ち、揺るぎなく生きながらも変わらずにある「風景」は偉大だ。その止まることのない血脈を、私たちは、小さな絵本、小さなウサギから、受け継いでいかなければならない。
彼女の姿はみえなくとも、きっと大好きな丘からピーターラビットとして現世に蘇り、その風景の中を奔放に駆け回っているにちがいない。
スタッフのおすすめ
洋風ご飯の王様「ピラフとドリア」のレシピを惜しみなく紹介します。
ピラフと聞いて抱くイメージは人それぞれ。喫茶店のえびピラフ、洋食屋さんのチキンピラフ、お母さんが作ってくれたカレー味のピラフ……。
みんなが好きな“あの味"を家で楽しむためのコツと、坂田さん流のスペシャルな素材づかいが詰まったレシピ集です。
しっとり、ふんわり、パラリと仕上げたお米には、魚介や肉、季節の野菜のうまみがたっぷりとしみて、一皿でも素晴らしいご馳走に!
濃厚なソースを合わせてオーブンで焼き上げる「ドリア」も魅惑的で、ご飯レシピ好き、洋食好きにはたまりません。
「おうち時間」で家での食事が増え、麺料理は大人気です。
肉や魚介、野菜やきのこ、乾物など、いろいろな食材を使った具材と麵を合わせた「そうざい麵」。
栄養バランスもよくておいしい和・洋・中・エスニックのレシピを紹介。“ひと皿で主食&おかずになる”麺料理です。
ポイントは具だくさん。ひと皿で食べ応え十分。通常より麺の量を減らすこともできて、最近注目されている糖質オフにもつながります。
シンプルになりがちな麺料理ですが、この夏は彩りや栄養を加えて作ってみませんか?
リモートワーク、リモート授業などで自分と家族のライフスタイルが新しくなり、外でおいしいものをいただく機会が減り、生活の変化を感じている方もいるはずです。
生活の変化にストレスはつきものですが、巣ごもりでの特有の不調を感じる日々になっていませんか?
おうち時間を楽しみながら無理せずラクに用意ができてさらに食べることで不調を解決できる!!
からだに効く「おいしい」レシピがたくさん詰まった1冊です。
「健康のためにもきちんとした食事をしたい」という方も多いはず。
でも買い物がムダになってしまったり、調味料が足りなかったり、道具が必要だったり・・・
そんな面倒を考えず、栄養とつくりやすさを考え、食べやすくおいしいレシピがたくさんのっている本です。
小さなたんぽぽはある日ライオンになることを夢見ます。
そんなスタートで始まるこの絵本には言葉がありません。
そのかわり、ページをめくるたびに絵が変化していてあっという間にお話の世界へ連れていかれます。
たなかようこさんがおはなしと絵をはじめて両方手掛けた絵本。
どうぞファンタジックで幻想的な世界を体感してみてください。
たまには頭をからっぽにして絵本に向き合うのもよいかもしれません。
日常に疲れてしまったら、ドン・ウッサの世界に入りましょう。
ある日、主人公のドン・ウッサ(ウサギ)はかっこいいイケウサギ(イケてるウサギ)に出会います。
その姿はすらっとしていてかっこよく、自分のおなかがぷくぷくしていることを気にするようになります。
それからダイエットをするためいろいろなことを試してみるのですが・・・。
笑えてさいごにはほっこりすること間違いなしです。
どんぐりから顔をのぞかせているのはだれかな?
チーズをかじったのはだれでしょう?
親子で楽しめる可愛いしかけ絵本です。
カラフルな絵にお子様もくぎづけになること間違いなし!
どうぞくりかえし読んでみてください。
身のまわりのもののなかみがどうなっているのか知りたいと思ったことはありませんか?
このシリーズは“キッチン” “家のなか” “まちなか”“のりもの”の全4巻です。
その中でもおうちで時間を過ごすことが多くなった今にぴったりなのがこちら。
たとえば洗濯機をスケルトンにしてみると……?洗い方によっても図が変化します。
普段なにげなく使っているものの仕組みをこの本で知ることができますよ。
酸素61%、炭素23%、水素10%……。
その元素の化身として実態化し、我々はこの世界に現れた。
しかし、その元素の集合体は、いかに現存するものとして目に見えるのだろう。
元素がそう見せている現存の具現化は、どこまでも不思議だ。
果たして私たちは「人間」なのだろうか。それすらも分からなくなる、“ chemical”の謎。
元素の化身である人間は、もはや人間というものを越え、むしろ宇宙に所属しているような気がする。
元素が求め、必要としているそれぞれの呼吸の仕方は、想像よりはるかに謎に包まれた生態系を持っているのかもしれない。
生き方の多種多様性は言葉など蹴散らす力のある、脅威の実態なのだ。
我々には物体を現実として見届ける視力がある。
その力は、電子や粒子たちが引き寄せ合う力のように、共鳴しながら自己の存在を描き出した結果なのかもしれない。
なるべくしてなる運命の名という原子の結合は、古代から備わった、記憶と引き寄せにより完成した引力であり、今差し込まれる鍵穴なのだ。